水張りは初めて方にはとっつきにくいです。ただ、慣れるとカンタンですし、絵が快適にかけます。ベニヤ板に水張りする方法をできるだけわかりやすく、動画と画像つきの手順でお伝えします。
【動画】水張りの手順を見る 【1分38秒】
【画像】水張りの手順を見る
ベニヤ板の上に水彩紙をおきます。このとき、水彩紙の裏面を上にします。
水彩紙の裏表の見分け方は、カット紙やスケッチブックでは上になっている面が表です。
全紙ではウォーターマーク(透かし)やエンボス(浮き彫り)で判断します。
上の画像はウォーターフォード紙のウォーターマーク(透かし)です。文字が読めるほうが表です。
ウォーターフォード紙のエンボス(浮き彫り)です。盛り上がっている面が表です。
刷毛で水をたっぷり、まんべんなく塗ります。そのまま15分おいて水彩紙に水を吸わせます。途中、乾くようなら水を足します。※観察すると、水彩紙は気温17.1℃ 湿度31% で13分36秒間伸びました。誤差をふくめて15分くらい水を吸わせましょう。
待っている間に水張りテープを切ります。長い辺は水彩紙と同じ長さに2本切ります。短い辺は水彩紙より2~3㎝長めに2本切ります。
水張りテープは湿気ると使えなくなるので、乾燥剤を入れてしまうなど保管に工夫をしましょう。
15分たったら水彩紙を裏返しにしてふせ、中央から端にむけて全体をタオルで伸ばします。
長い辺から水張りテープを貼っていきます。水張りテープのノリがついた面に水を塗ります。
長い辺の一方に水張りテープを貼り、水彩紙の境に爪をたててしっかり付けます。
先ほど貼った辺からこれから貼る長い辺に向かって水彩紙を伸ばし、水張りテープを貼り付けます。つづいて短い辺もおなじ要領で水彩紙をを伸ばしてから水張りテープを貼ります。
平らなところで乾燥させたら完成です。お疲れさまでした。