塗り方

ぼかしとにじみをどう絵にいかせばいいの?ぼかしとにじみを制する本

ぼかしとにじみは絵にいかしてこそ豊かな表現がうまれます。しかし初めたての方は、どのように絵に取り入れたらいいのか手も足もでません。初心者にやさしい、ぼかしとにじみを素早く身につけられる本をご紹介します。
 

おすすめは「新装版 水彩画 これ一冊でぼかしとにじみがわかる! 水と絵の具のコントロール」

新装版 水彩画 これ一冊でぼかしとにじみがわかる!: 水と絵の具のコントロール

ぼかしとにじみをマスターするなら、人気水彩画家青木美和先生の著書で、その名も「新装版 水彩画 これ一冊でぼかしとにじみがわかる! 水と絵の具のコントロール」がおすすめです。

おすすめ理由1) ぼかしとにじみのキーポイントがわかる

ずばりキーポイントの項目があるので気をつける点がわかります。また、ありがちな失敗も写真で教えてくれるので、素早くコツがつかめます。技法のバリエーションも紹介されています。

おすすめ理由2) 18の風景画の下塗りがみられる

透明水彩には塗る手順がいく通りかあります。なかでも、下塗りでぼかしやにじみを大胆にほどこしたあと陰を塗りたす手法は、透明感のある絵ができるので人気です。しかし初心者は、下塗りでどこまで色づけをしたらいいのか見当もつきません。掲載されている18の風景画すべての、ぼかしとにじみの下塗りが見られるのでとても参考になります。

おすすめ理由3) 風景画が透明感にあふれて美しい

とりあげられている題材は、しぜんの木洩れ日や夕暮れ、海や空の表現、街角の風物などです。透明水彩を描いていれば、誰でも一度は描いてみたいと思う風景ばかりで、ぼかしとにじみの美しさがきわだっています。見ているだけで楽しいです。
 

2006年に刊行された「水彩画 これ一冊でぼかしとにじみがわかる!―水と絵の具のコントロール」もありますが、以下のとおり内容は同じです。

※本書は2006年刊行の同名書籍のカバーデザインを変え、再刊行したものです。内容に変更はありません。
水彩画 これ一冊で ぼかしとにじみがわかる!【新装版】 – 日貿出版社

 
透明水彩では、試行錯誤をして塗り方を身につけるのも楽しいですが、壁につきあたって独りでもがいてしまうことがあります。そんなときはプロの素晴らしい本に知恵を借りたいですね。