水彩紙は画材のなかで絵の仕上がりを左右する一番の要素といわれています。メーカーは複数あり、そこからさらに複数のブランドが販売されているため、えらぶのは容易ではありません。初めての方におすすめの水彩紙をご紹介します。
- 水彩紙は画用紙とちがうの?水彩紙の基本
おすすめは「ホワイトワトソン ブロック F4 300g ホワイト」
出典:Amazon
ホワイトワトソンはミューズというメーカーの製品です。ミューズは日本のメーカーなので海外メーカーと比べて値段が手頃です。なかでもなぜ「ホワイトワトソン ブロック F4 300g ホワイト」がおすすめなのか理由を6つお伝えします。
6つのおすすめ理由
理由1 主原料が高品質
ホワイトワトソンはコットンパルプ混で高品質です。しかもリーズナブルなので初心者の練習に最適です。風合いがよく発色は穏やかです。
理由2 紙の肌目(きめ)が適当
ホワイトワトソンは中目のみです。中目なので、絵の仕上がりぐあいを見るのに適しています。絵の様子しだいで「もっと細目がいいな」「荒目がいいな」と、次に水彩紙を購入するときの参考にできます。
注意! 水彩紙メーカーによって同じ種類でも紙の肌目が違います。(例)Aメーカーの中目はBメーカーの細目に相当するなど。
理由3 紙が波うちにくい
最初は水張りの手間がいらないブロックがおすすめです。ブロックはあらかじめ四辺がのり付けされています。絵をかくときは水の波うちをおさえ、乾いたあとは絵が平らに仕上がります。ブロックの水彩紙をはがすときは、下辺中央の空いている隙間にペーパーナイフやプラスティックのカードを差し込んで切りはなします。
理由4 サイズがちょうどいい
最初はホワイトワトソンのF4(242×333mm)サイズがおすすめです。初めて透明水彩に取りくむ方は、果物や花・コップなど身の回りのものを対象に練習することが多いです。実物大でかくとして背景をふくめ、F4くらいの大きさが適当です。
理由5 厚くて丈夫
ホワイトワトソンは厚さ300g(300g/㎡)なので紙の厚さは充分です。安心して遠慮なく、水をたっぷりつかったあらゆる水彩の技法にチャレンジできます。
理由6 絵具そのままの色が見られる
ホワイトワトソンはその名のとおり紙の色がホワイトです。透明水彩は下の色が透けて見えます。紙の色も絵具をとおして透けて見えるので、初めは絵具そのままの発色が見られるホワイトがいいです。
以上、おすすめの理由をあげました。ホワイトワトソンはとても人気があり画材店で手に入れやすいです。もとめやすい価格なので、初めての透明水彩の練習にはぴったりです。もちろん作品制作もできます。愛好者も多いです。