画材

初めての筆はどれがいい?おすすめの筆とその理由

透明水彩を始める方にとって、筆えらびは難しいです。品質がよくても高価だと手がでません。安いと品質がわるく、使っていてストレスがたまります。初めの一本にぴったりの筆とその理由をご紹介します。

筆は、パラリセーブル 350R 10号 がおすすめ


出典:Amazon
初めての方には、画材メーカーホルベインのパラリセーブル 350R 10号がおすすめです。素材は、特殊処理をしたナイロン繊維とイタチ毛がブレンドされています。なぜおすすめなのか、理由を5つあげます。

5つのおすすめ理由

理由1 水(絵具)の含みがほどよい

透明水彩は水(絵具)をたっぷり使って絵をかきます。水(絵具)の含みがわるいと、筆洗(ひっせん)・パレット・紙をたびたび行き来しなくてはならず、めんどうです。含みがよすぎるとコツをつかむのが難しくコントロールが大変です。ほどよい含みの筆は、のびやかに塗れてコントロールもしやすいです。

理由2 毛先が適度にまとまる

毛先がよくまとまる筆は、先がとがって細かくかきこめますが、細部に目をうばわれて全体のバランスをくずしがちです。初心者の方は適度なまとまりの筆から始めたほうが調和のとれた絵がかきやすいです。細密な絵か、大胆な筆づかいか画風がさだまったあと、必要なら筆を買い足します。

理由3 弾力(コシ)がある

弾力(コシ)がない筆は、ぬったあと紙に押しあてた形に曲がったまま戻りません。コシがあるとまっすぐに戻ります。いちいちパレットで筆の形をととのえる必要がないのでストレスがありません。リズムよく楽しくかき続けられます。

理由4 サイズがちょうどいい

10号は中くらいのサイズです。おもに最初に練習する果物や花、コップなどをかくのに最適な大きさです。

理由5 形が使いやすい

丸筆はどちらの方向にうごかしても同じ線がかけます。向きによって線の形が変わる平筆などと違ってあつかいやすいので、初めの一本としてうってつけです。

以上、おすすめの理由をあげました。ご参考になればと思います。