透明水彩でつかう筆ふきについて、手持ちのタオルやいらない布で代用できるのか、とくに雑巾(ぞうきん)を買ったほうがいいのか、筆ふきの手入れ方法とともに考えてみます。
綿100%なら筆ふきはどんな布でもOK
出典:Amazon
筆ふきは、よく水を吸う綿100%が理想です。筆ふきには透明水彩ならではの以下のような用途があるからです。
筆ふきの用途
①洗った筆の水をふく
②筆にとった絵具を吸わせて絵具の量を調整する
③紙に塗りすぎた余分な水や絵具を吸わせる
④拭き取り(リフトアウト)技法につかう
以上から、吸収性の低い化学繊維が混じったものは避けます。布の大きさや厚さはお好みです。
筆ふきの手入れは使い捨てか、洗濯機洗いがラク
筆ふきを手で洗うのはめんどうです。そんな方におすすめなのが、
①使い捨て
着古したTシャツなどを筆ふきにつかい、汚れたら捨ててしまいます。
②洗濯機で洗う
筆ふきのタオルや雑巾を何枚か用意しておき、汚れた筆ふきがたまったら洗濯機で洗います。ためている間にカビないように注意します。布に絵具が沈着しても、筆ふきの用途には問題なくつかえます。
筆ふきはあまり重要視されませんが、必ず透明水彩で使います。筆ふきへの少しの気づかいが透明水彩ライフを快適にしてくれるかもしれません。