画材

パレットを作るってどういうこと?パレットの作り方

2018/09/04

透明水彩は、パレットの使い方がほかと違います。透明水彩の絵具の特性により、折りたたみパレットを使ってパレットを作り、その後は洗う必要がありません。初めての方にむけて、透明水彩のパレットの作り方をご紹介します。
2018/08/31更新

 

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パレットを作る前に ~なぜ作るのか

パレット作りは、折りたたみパレットに透明水彩のチューブ絵具をつめ、乾燥させて作ります。そもそもなぜパレットを作るのか、透明水彩絵具の特性とあわせて、パレットを作る利点をおつたえします。
 

■ 毎回、絵具をだす手間がいらないから

透明水彩絵具は、乾いても水で溶きなおして何度でもつかえます。一度絵具をつめてパレットを作っておけば、絵を描くたびに絵具をしぼりだす必要はありません。

絵具を使うときは、水をふくませた筆でなでて溶いたり、絵具全体にキリ吹きで水をかけてゆるめれば、手間なくすぐに絵が描けます。
 

■ つくった色が無駄にならないから

透明水彩絵具は、混色した絵具が乾いても、水をくわえれば再利用できます。作業が途中になっても、そのまま乾かしてパレットを折りたたみ、つくった色を保存できます。中断したところからまた作業を再開できます。
 

■ パレットを洗わなくていいから

半永久的に絵具をつめて使いつづけるので、パレットを洗う必要はありません。よごれたと感じたら、ティッシュや筆ふき(ぞうきん)で拭いてきれいにします。
 

■ 作るほうが固形絵具より自由だから

固形絵具は、専用パレットにはじめからセットされているので、チューブ絵具とちがってパレットを作る必要がありません。

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しかし、固形絵具はメーカーごとにサイズが違うため、別のメーカーの絵具を同じパレットにセットすることは難しいです。

透明水彩絵具は、基本的にメーカーが違っても混色できます。チューブ絵具をつかってパレットを作れば、メーカーを限定せずに好きな絵具で自由にパレットが作れます。



それではいよいよ、パレットを作っていきましょう。
 
 

パレットの作り方 3ステップ

パレットの作り方

パレットを作る方法を3ステップでお伝えしていきます。使う道具は、折りたたみパレット・透明水彩のチューブ絵具セット・細い油性のサインペンです。 
 

ステップ1 パレットに絵具をだす

はじめに折りたたみパレットの仕切りに絵具をしぼりだします。気をつけることをあげていきます。
 

■ 白はのぞいておく

透明水彩では絵具の白をほとんど使いません。例えばピンクをつくる場合は、赤に白を混ぜるのではなく、赤を水でうすめて作ります。白を表現する場合は絵具をぬらず、紙の白を生かします。絵具の白はのぞいておいて必要なときだけ出して使います。
 

■ 色のならび

パレットの色は、絵具セットで絵具がならんでいる順番どおりにならべるのが一般的です。絵具のならびは、およそ色相環にそっています。

 
色のならびのおすすめは、パレットの左から茶系・赤系・黄系・緑系・青系・紫系・黒の順です。

別のならべ方として、補色どうしを相対するようにならべる方法があります。補色とは色相環で向かい合った色のことで、例えばオレンジ色の補色は青色です。混ぜるとグレーになります。

パレットで補色どうしを向かい合わせにおいておくと、色を鈍くしようと思ったとき、自動的に向かいにある補色を混ぜればいいのでラクです。


■ 仕切りが多いとき

パレットの仕切りが絵具の数より多い場合は、同系色ごとにまとめてならべ、間をあけておきます。そうすると絵具の色を増やしたときにそこにしぼり出すことができます。
 

■ だす絵具の量

絵具は仕切りの高さをこえない量を、好みでしぼりだします。

 

ステップ2 パレットに色名を書く

絵具をしぼりだした仕切りのよこ(絵具を溶く部分)に、色名を書きこみます。本で紹介されている方法で、たいへん実用的で便利です。なぜ色名を書くのか、以下に理由を引用させていただきます。

始めのうちは、なかなか色名を覚えられないという人が多いので、パレットの白いところに、細い油性のサインペンで、色名を書き込むことを薦めています。使うたびに見るので直ぐに覚えられますし、バラで買い足す場合にも便利です。

「水彩画 覚えておきたい大切な30の約束―風景から静物、人物まで」より

絵具の色名は、クリムソンレーキ、バーミリオン、バーントアンバーなど、聞いただけではどんな色か想像すらできません。初めての方は、パレットに書きこむことで無理なく色名をおぼえられます。

 

ステップ3 絵具を乾燥させる

パレットを平らなところに置いておきます。1~2日して絵具が乾燥すれば完成です。
 
 
 
以上、パレットの作り方をご紹介しました。先にお伝えしたとおり、絵具を使うときは、水をふくませた筆でなでて溶いたり、絵具全体にキリ吹きで水をかけてゆるめて使います。
 

 
 

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