画材

筆はどんなふうに選んだらいいの?筆の選び方の基本

2018/02/17

ターレンス レンブラント 水彩画筆 110シリーズ #08透明水彩の筆はいろいろあって選ぶのに迷います。実際にためすことができればいいのですが、なかなかそうもいきません。初心者の方が自信をもって選べるように、ポイントをしぼって筆の種類や特徴、選び方をお伝えします。
※2018/01/22更新

  • 初めての筆はどれがいい?おすすめの筆とその理由

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筆は「形」×「素材」できまる

筆えらびで大事なのは自分に必要な筆の「形」と「素材」を見きわめることです。筆の使いごこちは好みによるところが大きいので、自分が求める形と素材を知ることでぴったりの筆が見つかります。まずは筆の形について見ていきます。

 

筆の「形」はおよそ3種類

筆の形はおおまかに3種類にわかれ、それぞれ違う線がかけます。線の違いは、そのまま絵の表現の違いにつながります。ふつうは用途によって使いわけられますが、プロのなかには特定の形の筆一本で仕上げる方もいます。
 

オールマイティな「丸い形」

ターレンス レンブラント 水彩画筆 110シリーズ #08
毛が円にまとめられている筆は 丸筆もしくはラウンド とよばれます。曲線がかきやすく、どちらの向きに動かしても同じ線になるので扱いやすいです。最初にそろえるのは丸筆の8~10号くらいの中サイズがいいとされ、透明水彩でもっともよく使われます。
 

広い面や直線は「平らな形」

HOLBEIN ホルベイン 水彩筆 パラ リセーブル 350H フラット 平筆 18号
平たい筆は 平筆もしくはフラット とよばれます。角ばった部分やシャープな直線がかきやすいです。広い面を早く均一にぬるのによく使われます。
 

ツウ好みの「丸と平らの間」

ターレンス レンブラント 水彩画筆 132シリーズ #4
先のとがった平筆は オーバルもしくはキャッツタン(猫の舌)とよばれます。丸筆と平筆の特徴をあわせもっていて、毛先で細かいところをかき根本で広い面がぬれます。扱いに慣れが必要です。

 
もっと詳しく筆の種類を知りたい方は
・透明水彩の筆ってどんな種類があるの?筆の基本
 
 
 

筆の「素材」は特徴ごとに見きわめる

筆の素材は 水の含み 弾力(コシ) 毛先のまとまり 価格 の4つの特徴でとらえるとわかりやすいです。4つの特徴と バランス がよい素材を知り、自分にあった筆をさがします。
 

バランスがよいのは「セーブル(テンなどのイタチ科の動物毛)」

水の含み
弾力(コシ)
毛先のそろい
価格
★★★★☆
★★★★☆
★★★★☆
★★★★☆

セーブルコリンスキー(セーブルのなかでも上質毛)は透明水彩にもっとも適した素材といわれます。水の含み・弾力(コシ)・毛先のまとまりすべてにすぐれ、バランスがよく高価格です。
 

水の含みがよいのは「リス」

ターレンス レンブラント 水彩画筆 135シリーズ #6

水の含み
弾力(コシ)
毛先のそろい
価格
★★★★★
★★★☆☆
★★★☆☆
★★★★☆

リスはとても水の含みがよくやらわかい素材です。リスをつかった筆は羽管筆(うかんふで)が有名です、たくさん水(絵具)を含むことができる筆は、技法の途中で塗り足しせずにひと息で塗れます。
 

弾力(コシ)があるのは「リセーブル」

水の含み
弾力(コシ)
毛先のそろい
価格
★★★☆☆
★★★★☆
★★★☆☆
★★★☆☆

リセーブルは、セーブルの使いごこちに近づけるようにナイロンに特殊加工をしたり動物の毛を混合した筆です。メーカーによって工夫がこらされ、リセーブルノルムインターロンネオセーブルPCセーブル等さまざまな名前がつけられています。
 
弾力(コシ)は、筆が真っすぐな形をたもつ強さです。筆が紙をはなれるときに元の形にもどれば、いちいちパレットで形をととのえる必要がありません。
 

毛先のそろいがよいのは「羊毛(ヤギ)」

ナムラ 日本画筆 彩色筆 中

水の含み
弾力(コシ)
毛先のそろい
価格
★★★☆☆
★★☆☆☆
★★★★☆
★★★☆☆

羊毛はヤギの毛を指します。書道の筆などで使われることが多く、水彩には彩色筆が人気です。毛がそろって先がとがり細密な絵がかけます。
 

価格が安いのは「馬」

水の含み
弾力(コシ)
毛先のそろい
価格
★★★☆☆
★★★★☆
★★☆☆☆
★★☆☆☆

はリーズナブルで、よく学童用の筆につかわれています。
 
価格は素材の種類や質によって大きくかわります。素材が高級で品質のよい筆は高いですが、絵をかくうえで筆になにを求めるかを見きわめると値段をおさえることができます。
 
 
以上、筆のおもな素材をあげました。コシの強い鹿毛を芯にした羊毛の筆など、複数の素材をつかったものもあります。同じ素材でも質はピンキリですのでおよその目安にしてください。筆の「形」と「素材」を知り、選ぶさいの参考にしていただければと思います。
 

 
 

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